サンゴ再生事業

History

アクアプラネットの活動は、平成18年6月に法人設立時より沖縄本島の北谷漁協沖に
サンゴ移植を行うことから始まりました。

北谷ではこの事業を行うときにダイビングショップとの連携により、
移植を行うダイバーの協力体制をお願いした活動を行いました。

理事長田中律子は植え付け活動への参加や、東京都内、本島、久米島などで
自然環境啓発活動などをも積極的に行っています。

現在でも、北谷での移植活動は春の仁、秋の仁として年間2回行っています。

2015年活動10周年を境に一つのステップとして、より効果的にサンゴ再生活動や啓発活動を 目指すことを目的に志を同じくする仲間が集まり、3935プロジェクトを結成しました。
活動の拠点は、日本国内最大のサンゴ群生地(石西礁湖)を持つ八重山の海を舞台に選びました。
活動は、今までアクアプラネットとしてお付き合いがあった方のお力で石垣の地先にサンゴ養殖畑を作ることを提案。

八重山漁協様が特別採捕許可を取得していただき、24種類のサンゴ試験採捕を始めました。
この試験採捕の育成には、恩納村漁協のひび建て式という養殖技術の方法を指導していただきました。
2015年3935プロジェクトのメンバーNPO観光事業活動研究会が石垣市より地方創生事業として5000本の苗を養殖開始、このお手伝いもさせていただきました。
この時は、サンゴの苗を八重山漁協のサンゴ部会様より苗をいただき育てることになりました。
順調に苗も育ち、試験採捕したサンゴの苗も90%を超えた生育率を残し、本格的に特別採捕許可 を再申請し、畑作成を本格的に開始する矢先、2016年に八重山の海に起こった大白化現象により、養殖畑にも大きな被害が発生しました。

このことに即座に3935プロジェクトの仲間であるNPO法人観光事業活動研究会が、石垣市の支援を受け「11,25甦れ!愛しき八重の海」を開催し、アクアプラネットも事業協力を行い理事長もこのイベントに参加しました。
3935プロジェクトはこの状況のなか、生き残ってく入れたサンゴを株分けして育て始めました。
おかげさまで2017年にも水温が32度程度までの上昇が2カ月ほど続く中でも成長をしております。

2018年春には新たな試験採捕をいただき、水温変化が少ない海域にも新たなサンゴ畑を作り、 種の保全につながる方法としての取り組みを開始しています。
とはいえ、高水温に耐える苗を作り出すことが本来の目的ではなく、根本的に地球規模の環境悪化を食い止めることが必要と考えています。

私たちにできることは、大きなことではないかもしれませんが、少しでもサンゴ再生活動を通し環境問題を考える機会を提案させていただければと考えています。